大人の矯正

大人の矯正について

最近では、大人の方も矯正治療を行う方が増えてきました。矯正の装置も従来の表側につける装置だけでなく、取り外しが可能なマウスピースタイプの矯正装置といったさまざまな矯正治療の方法があります。
なかでもIT技術の向上に伴い、矯正治療の分野でも大きく治療方法が変化してきております。治療前の歯並びを3Dでスキャンニングすることにより、それぞれの患者さまに応じたカスタムメードの矯正装置を作製することができ、より快適・短期間に治療が行えるようになっております。
当医院では、ご希望に応じた治療法を選ぶことが出来ます。

大人の矯正のメリット

笑顔がはなやかに

口もとに自信があると、自然と笑顔が明るくはなやかに。健康的で若々しい印象は美しい歯並びが重要です。

噛み合わせがよいと、歯も長持ち

噛み合わせがよいと、歯全体でバランスよく食べ物をかむことができます。噛む力で歯や歯を支えている骨が傷んだり、治療した歯が壊れるリスクが低くなります。噛み合わせがお口の健康に与える影響は大きいです。

むし歯や歯周病のリスクが低くなる

歯並びがよいと歯ブラシが届きやすくお掃除がラクです。また、くちびるや舌、頬が歯列にフィットしているので、食べかすは唾液とともに流されやすく、お口のなかはきれいになります。お口が本来もつ自浄作用によってむし歯や歯周病の原因となるプラークや歯石がつきにくくなります。

 

全身に好影響がある

見た目の改善だけでなく、肩こりや顎関節症の改善など全身によい影響を期待できます。

こどもの治療との違い

抜歯について

歯を並べるスペースが足りない場合、成長過程にある子供では矯正装置であごの骨を拡大して、抜歯をせずに歯をきれいに並べられるケースが多いです。

ところが大人の場合、骨格が完成しているため、あごを広げることが難しくなります。歯を並べるスペースが不足しているのに、無理に並べようとすると歯を大きく外側へ広げて並べることになります。歯自体はきれいに並んでも、前歯が前にせり出し口もとの突出感がでてしまい、自然できれいな口もととなりません。このような場合は抜歯にご協力いただいております。

近年、歯科矯正用アンカースクリューと呼ばれる小さなネジを骨に一時的に植えることにより、歯を抜かずに治療できることが多くなってきました。歯科矯正用アンカースクリューを使用し、なるべく歯を抜かないですむ治療をご提案させていただきます。

歯の動くスピード

大人の矯正治療では、歯の移動がゆっくりで治療期間はこどもと比べてやや長くなることが多いです。それでも、多くの方は1年半から2年ほどで歯の移動を終えています。